JBrC2015優勝しました


お久しぶりです。てつです。

タイトルにもある通り、
10月1日に東京ビッグサイトで行われた
『Japan Brewers Cup』(JBrC)で優勝することが出来ました。
来年2016年の6月にアイルランドにあるダブリンにて行われる世界大会に日本代表として出場します。
引き続き精進しますので今後とも宜しくお願いします。

さて、
Japan Brewers Cupってなんなのか。

ものすごく簡単に言うと、
どんな抽出器具で淹れてもいいから美味しいコーヒーを淹れた人の勝ちというものです。
私が使った「エアロプレス」でもハンドドリップでもフレンチプレスでもサイフォンでもなんでもいいので、より自由度が高く創造性豊かな競技になります。

大会では「必修サービス」と「オープンサービス」の2つで競います。

必修サービスは、当日の朝に公式焙煎豆を渡されてその豆をおいしく淹れる、というものです。
ジャッジは誰がどんな抽出器具で淹れたかはわからないので単純に味覚のみの審査です。
豆についての情報は一切教えられず、25分間のリハーサル時間で味の調整を行います。
一度抽出してみてからその時間内で抽出レシピの微調整をするため、この競技では、総合的な知識、技術、柔軟な対応力が試されます。
なので思っていた上に難しい競技でした。。
JBrCの予選はこの必修サービスのみで行われ、私は3回目の挑戦でようやく予選を通過しました。

オープンサービスは、自分たちで用意した豆をプレゼンテーションしながら抽出してジャッジに提供する、というものです。
競技の様子はこちら↓
【ジャパン ブリューワーズ カップ 2015 準決勝】粕谷 哲
この競技では、各選手が思い思いのプレゼンテーションを準備してきます。
そのプレゼンのテーマは選手によって全く異なるのでどの選手の競技を見ても本当に面白いです。
準備してきたコーヒー豆の裏側にある生産者たちの情熱だったり、
大会のために考えてきた抽出方法についてのバリスタ自身のこだわりだったり、
本当に様々です。
ちなみに、私は『誰でも簡単に美味しく、特別な道具を必要としない、抽出方法』についてプレゼンしました。
ぜひ見てみてください。

100人の予選から10人の準決勝に絞られ、決勝は5人に絞られますが、
決勝に残った5人のうち4人が『エアロプレス』を使用していました。
スペシャルティコーヒーを抽出するという点ではエアロプレスが秀でていると証明されたと言えるのかなと思っています。
当店ではこのエアロプレスで淹れたコーヒーが350円で飲めます。笑

大会の説明はこのくらいにして、
以下、僕の大会を終えた後の率直な気持ちをご紹介。
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SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)主催の大会で優勝するということは、
すべてのバリスタやロースターの夢、目標であり、もちろんコーヒーファクトリーの悲願でもありました。
そこで優勝することが出来たということは本当に誇らしいことで、
茨城の小さな自家焙煎店でも諦めずに一致団結すれば日本一になることも不可能ではないんだということを証明できて、本当に嬉しいです。

特に皆さんに知っていただきたいのは、
この優勝が自分のバリスタとしての技術が秀でているからという理由だけではないということです。

大会では当店のマスターが買い付けたコーヒー豆を使用しています。
それはつまり、マスターの美味しいと思う基準が優れているということを示していますし、
マスターが焙煎したコーヒーが日本一の味に適うということも示しています。
しかも、今回大会で使用したコーヒー豆も特別に高い豆ではありません。うちの通常のラインナップと同じ価格帯のものでした。
今回の優勝で、コーヒーファクトリーで扱っている豆が日本のトップクラスのクオリティなんだということを知っていただく機会になるといいなと思っています。

また、一緒に働いているバリスタたちも本当に高い技術の持ち主ばかりです。
彼女たちの厳しいアドバイスがあったからこその優勝だと思います。

コーヒーファクトリーは本当に素晴らしい珈琲屋です。
そこで働けていることに改めて感謝の気持ちが芽生える優勝でした。
皆様にもぜひ当店のコーヒーをお試しいただければ幸いです。
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優勝して本当に思うのはまさに今書いたことで、
これは私の勝利ということではなく、
コーヒーファクトリーの勝利だということです。

私が思うに、バリスタは素材の持つ味以上のクオリティのコーヒーは出せないのです。
マスターが美味しいと思って仕入れた豆を、
マスターが適切だと思う加減に焙煎した豆があったからこその勝利です。
マスターの味覚、マスターの焙煎技術の勝利です。
また、その豆を使ってどうプレゼンテーションすべきか、
何を伝えるべきか、どう伝えるべきか、を一緒になって考えて
いつでも練習に付き添ってくれたスタッフたちがいたからこその勝利です。

この先も世界大会が待っていますが、
コーヒーファクトリーで一丸となって準備すればきっと勝てると信じています。

また一から精進しますので今後とも宜しくお願い致します。

COFFEE FACTORY 守谷駅店店長
粕谷哲
 2015 Japan Aeropress Championship 優勝
 2015 Japan Brewers Cup 優勝